ヨウ素の昇華
【概要】
昇華法を用いて、塩化ナトリウムとヨウ素の混合物からヨウ素を取り出した。
【実験】
・準備
ヨウ素、塩化ナトリウム、水、300mlビーカー、300ml丸底フラスコ、ガスコンロ、湿らせたティッシュ
・操作
1.300mlビーカーにヨウ素と塩化ナトリウムを入れる。※ヨウ素は少なめ
2.コンロの上にビーカー、そのビーカーの上に水を入れた丸底フラスコを置く。
3.ビーカーと丸底フラスコの間を湿らせたティッシュで塞ぎ、ヨウ素が漏れないようにする。
4.コンロの火をつける。
・注意
1.気体のヨウ素を吸い込まないよう、実験が終わるまで丸底フラスコを移動させない。
2.十分に換気を行う。
【解説】
1.ヨウ素の性質
ヨウ素は常温で金属光沢をもつ暗紫色の固体である。ファンデルワールス力という弱い引力によってヨウ素は結晶として存在している(分子結晶)。この分子結晶は分子同士のつながりが弱く、不安定であるため、固体から気体へと昇華する。
2.実験について
ヨウ素と塩化ナトリウムの混合物を加熱することで、ヨウ素のみを気化させる。この気体のヨウ素を丸底フラスコで冷やし、固体に戻す。
※解説+実験動画は下記のリンクから