セッコウ火山:中1地学(地球)

【概要】

セッコウと重曹の反応を用いて、展示模型にもなる火山噴火の演示実験を行った。


【準備物】

ペットボトル(今回はR1の容器を使用) アルミホイル 割り箸

☆粘り気の強いマグマ

セッコウ20g PVAのり30g  水70g 炭酸水素ナトリウムNaHCO310g

☆粘り気の弱いマグマ

石膏20g   水100g NaHCO310g


【操作】

1.ペットボトルにアルミホイルを巻き付け、下に画用紙を敷く。

2.ペットボトル内にセッコウ、水、PVAのりを入れ、割り箸でよくかき混ぜる。※セッコウとPVAのりがしっかりと混ざっていないと上手くいかないので注意

3.2のペットボトルに炭酸水素ナトリウムを入れ、少し混ぜ、待つ。

※上が粘り気の強いマグマ、下が粘り気の弱いマグマ

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【ポイント】

・色をつける場合はあらかじめ水に着色しておく。

・材料を全て混ぜて、ペットボトルの7〜8割の量になると時間があまりかからない。

・そのまま展示模型にする場合はセッコウの種類によって水の量を調節する必要があるため、必ず予備実験を行ったほうが良い。

・水だと反応するまでに時間がかかる(上記の実験だと吹き出してくるまで5分ほどかかった)ため、時間短縮するならお湯を用意すると良い。


【教材を用いた授業例】

①火山が噴火して噴出したマグマ(溶岩)が堆積することで火山の形が決まることを確認し、その上で火山のでき方は同じであるため、マグマの性質が異なることを示す。

②演示実験を行い2つの火山の形とマグマの性質(PVAのりの性質)を関連づける。

 

 

反省
・セッコウを用いて行いましたが、展示模型にする予定はなかったのでクエン酸でよかったカモ…と全ての授業が終わった後に思った私でした。

・粘り気の強いマグマは固まった後、多孔質になっていたので前時に説明した軽石が多孔質な理由と関連づけることができました。