わっか紙飛行機(揚力)
【概要】
紙飛行機の別バージョンであるわっかの紙飛行機を作成した。飛ばした際の動きが特殊な面白い教材である。
【実験】
・準備
厚めの折り紙、普通の折り紙、テープ、はさみ
・操作
1.厚めの折り紙を三角に折り、広げて折り線に角を合わせて折る。
2.更に3回折る。
(上の写真は3回折った状態)
3.折った方をリング状にして、テープでとめる。
4.もう一枚の折り紙を幅5cmになるように切る。
5.切った折り紙(はね)をリング状の折り紙に貼り付ける。
・実験のポイント
→リング状にする方の折り紙は厚め(重め)のものを使う。
→リング状にする際に、角の隙間にもう一方の角を差し込むようにする。
→リング状にする際に、綺麗な円になるよう形を整える。
【説明】
1.揚力とは
平らなものが空気の流れに対して角度がある場合、その角度によって空気は上向き又は下向きに流れる。つまり、空気は物体から力を受けて曲がる。物体はその空気の反対向きの力を受けて持ち上がる。この現象を揚力という。
2.わっか紙飛行機の原理
複数回折った部分に重力がかかり、下向きになる。わっか飛行機を飛ばすことでわっかに空気が流れて揚力が働くため、遠くまで飛ぶ。また、わっかの上のひらひらの折り紙も揚力を大きくするためにつけている。
途中階段状に飛んでいたのは、わっか飛行機が飛んでいると揚力が重力に負けて下向きになる→下向きになると空気の入る量が増え、また揚力が大きくなるため上方向に飛ぶ、というサイクルが起るためである。
※参考にしたサイト
→ https://kitteotte.com/mission/5783/
→ https://kitteotte.com/story/5906/
※実験動画は下記のリンクから↓