ふわふわ回る風船【コアンダ効果】
【概要】
ドライヤーとピンポン球、風船などを用いてコアンダ効果を可視化した。
【実験】
ポイント
・ドライヤーの通気口を塞がないようにする。
・ドライヤーの位置を固定する。
・風船を回転させる際にはラップの芯など細長いものを風船の輪の中に入れると上手く回転する。
・風船を輪にする際、真っ直ぐに固定する。
【説明】
1.コアンダ効果とは
流体の流れが物体に当たることで流体の流れが変化する効果のことである。これは、噴流が粘性であるため、周りの流体を引き込むことによって起こると説明されている。例えば、蛇口から出ている水にスプーンを当てると水はスプーンの局面に沿って流れる。これの気体(空気)バージョンが起こっていると考えると分かりやすいと思う。
2.ドライヤーを斜めにしてもピンポン球が落ちない理由
ピンポン球に働く重力と僅かな空気抵抗+揚力(→詳しくは輪っか紙飛行機の記事へ)が釣り合うことで、ピンポン球は落下せずに浮いたままとなる。この均衡が崩れるとピンポン球は落下してしまう。輪っかにした風船がくるくると回るのもこれの繰り返しといえる。
※実験、解説動画はこちらから↓