卵レンチンで爆発

【概要】

 ゆで卵、液体に入れた生卵を電子レンジにかけると爆発した。


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【説明】

黄身の水分が沸騰し、黄身は外部より気圧が高くなり更に沸点が上昇する。黄身が熱により膨張し、体積が増加し、それが外気に触れた瞬間に減圧する。減圧によって沸点が下がることで黄身の水分が一気に蒸発し、水蒸気爆発を起こす。殻付きの卵でも、ゆで卵でも、液体に割り入れた生卵でも同じことが起こり、レンジにかけると爆発する。

爆発のメカニズムは上記に記したように記述されている記事が多い。しかし、水蒸気爆発(水が熱せられて急激に気化し、高温・高圧の水蒸気となることによって引き起こされる現象)であることには間違いはないが、下記リンクの動画では、白身のみが爆発し、黄身は爆発していないことから、爆発の原因が黄身によるものなのかは定かではないと考えられる。


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(引用:東京電力エナジーパートナー,くらしのラボ)

このことから、今回実験した液体中の生卵やゆで卵において、白身が黄身より早く加熱され、黄身ではなく白身内で上記のようなメカニズムが起こっているのではないかと推測できる。

電子レンジ内で爆発することが多いが、動画のように電子レンジから取り出して刺激を与えると爆発することもあるため、電子レンジで卵を加熱する際には気をつける必要がある。というかしない方が良い。