ろ紙の花【毛細管現象】:中2生物応用?
【概要】
ろ紙に蛍光ペンで模様を描き、花に見立てたろ紙が開く様子、色が広がる様子を観察した。
【実験】
・準備
ろ紙、蛍光ペン、ペットボトルキャップ、水、ブラックライト(あれば)
・操作
1.ろ紙を四つ折りにし、折り込むように折り、8つのひだをつくる。
2.ろ紙を広げ、蛍光ペンでろ紙の折り目の真ん中あたりに色をつける。
3.ペットボトルキャップに溢れない程度の水を入れる。
4.3のキャップに2のろ紙を開かず閉じたまま差し込む。
5.そのまま5〜10分程待つ。
6.色が広がってきたらキャップからろ紙を取り出し、広げる。
・+αポイント
→花に見立てて画用紙等に絵を描いても良い。
→ブラックライトがあれば、部屋を暗くし、ろ紙にブラックライトを当てて観察してみる。
【説明】
1.毛細管現象とは?
細い管の中で液体が上昇または下降する現象こと。身近な例で言うと、植物の根が水を吸い上げること(これは毛細管現象だけではないですが…)、ティッシュの角を水につけると水が吸い上げられていくことなどが挙げられる。
ろ紙やティッシュの細かい穴も管と同じ働きをするため、液体は吸い上げられていく。この毛細管現象があるからこそ紙に絵の具で絵を描いたり、身の回りのものを拭き取ることができる。
2.教材としての面白さ
ろ紙を折り曲げた状態でペットボトルキャップに差し込むことで時間経過とともにまるで花が咲くようにろ紙が開き、色も広がっていく。
※詳しい実験動画はこちらのURLから↓