ペットボトルでエタノールの燃焼

【概要】

煙とエタノールを入れたペットボトルの飲み口に火をつけた。

 

【実験】

・準備

2Lの炭酸ペットボトル 線香 チャッカマン等 エタノール ピペット

 

・操作

1.線香を焚き、煙をペットボトル内に充満させる。

2.ペットボトル内にピペットエタノールを1mlほど回し入れる。※ペットボトルの飲み口にもエタノールがつくようにする。

3.ペットボトルの飲み口にチャッカマンで火をつける。

 

・注意

 エタノールと酸素の燃焼反応では水(水蒸気)が出来るため、一度この実験を行ったペットボトルでもう一度実験を行おうとすると上手くいかない場合が多い。また、ガスが吹き出る勢いでペットボトルが転倒してしまうことも考えられるため、ペットボトルを固定したほうが良いと言える。

 

エタノールの燃焼動画はこちら→ https://youtu.be/Cdr10JIcoqU

 

【説明】

1.エタノールの燃焼

エタノールと酸素が化合する反応(燃焼)では、二酸化炭素と水蒸気ができる。

C₂H₅OH + 3O₂ → 2CO₂ + 3H₂O

反応が起きると体積が一気増えるため、ペットボトルの飲み口から勢いよくガスが飛び出る。

 

2.煙が一瞬でなくなる

ペットボトル内に溜めていた煙がエタノールの燃焼とともに無くなり、ペットボトル内がクリアになった。エタノールの燃焼が見えやすいよう煙を使ったが、なぜ煙が無くなるのかよく分からない(分かる方、教えてください)。私は、ペットボトルからガスが吹き出ることで、一緒に煙もペットボトル内から追い出されているのではないかと考察している。