手作りライデン瓶:中2物理

【概要】

コンデンサーの原型となるライデン瓶を簡単に手作りし、その特性を確かめた。

 


www.youtube.com

 


【実験】

・準備

プラカップ3個、アルミホイル、塩ビ管、軍手、フェルト、リード線赤黒1本ずつ、LED


・操作

1.2つのプラカップの外側にアルミホイルを巻く。※出来るだけ綺麗に巻くと◎。

2.リード線をつなげるためのアルミホイルを2つのプラカップにつける。この時一方のプラカップのアルミホイルを大きくする。

3.何も巻いてないプラカップを1番下、リード線をつなげるためのアルミホイルが小さい方のプラカップを真ん中にして、3個のプラカップを重ねる。

4.アルミホイルの大きい方がマイナス、小さい方がプラスになるようリード線とLEDをつなげる。※どちらかのリード線は電気を放出させないようにLEDから外しておく。

5.軍手をはめて、塩ビ管とフェルトを10回ほどこすり、大きい方のアルミホイルに近づける。

6.5を20回ほど繰り返す。

7.外していたリード線をつなげる。※つなげる前に放電させないように気をつける。

 


【説明】

1.ライデン瓶とは?

電気を溜める装置で、コンデンサーの原型である。

f:id:science_memo:20211231122753j:image

(Wikipediaより引用)

本物のライデン瓶はガラスと金属箔によって作られているが、金属箔が絶縁体を挟むという構造は手作りライデン瓶も同じであるため、手作りライデン瓶も本物のライデン瓶と同じ働きをする。


2.なぜ電気を溜める?

f:id:science_memo:20211231122651j:image

塩ビ管をアルミホイルに近づけると、塩ビ管に溜まっていた負の電荷は一方のアルミホイルに流れて溜まる。片方のアルミホイルが負に帯電することで絶縁体を挟んだもう片方のアルミホイルには正の電荷が引き寄せられる。これにより電気を溜めることができる。

ここに回路をつなげると負の電荷は正の電荷を求めてリード線を流れていく。負の電荷の流れ=電流であるため、電気が流れ、LEDが点灯する。

 

 

※詳しい実験+解説動画は下記URLから


www.youtube.com